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導入事例

【富山】『P40』農業用ドローン:中屋農機商会有限会社/合同会社アグリめぐみ

XAG農業用ドローン『P40』で実現する効率的な水稲散布と地域教育への波及

中屋農機商会/上田さんのご紹介

富山県にある弊社一次代理店「中屋農機商会有限会社」の上田さんは、XAG社としては最初の自動航行機であるP20 2017から完全自動での農薬散布を行われ、2022年には『合同会社アグリめぐみ』を設立されました。現在は農業用ドローン『P40』を活用し、主に水稲の防除/追肥作業に農薬・肥料散布の請負事業を展開されています。

 

アグリめぐみの設立と受賞 

・2022年2月22日『合同会社アグリめぐみ』を設立し、散布請負事業を展開。

・2025年4月「第5回スマートファーマーアワード」を受賞。(主催:一般社団法人日本農業情報システム協会/JAISA)

 受賞者は全国から3名。上田さんは『株式会社笑農和』下村さんと共にインタビュー動画に登場。

 

小学校でのスマート農業授業

・2024年、富山県滑川市の依頼で市内小学校3校にて授業を実施。高学年児童を対象に『XAG P40』ドローンのデモフライトを披露。
・2025年には5校に拡大し、地元ケーブルテレビで放送。

 

スマート農業で効率化をアップ

上田さんが農業を始めたきっかけは、それまで父親のお手伝いでしていた家業の農業の後を継ぐことになり、サラリーマンから専業農家になられました。上田さんは農家の八代目で、2019年の64歳でサラリーマから専業農家になるまでの間、2018年の63歳の頃から農業の防除作業を「一人でも農業ができる状態にしたい」と探していた時、XAG社農業用散布型ドローンの先駆けとなる『P20』を大阪の展示会でご覧になられ導入されました。

その後に販売されたP40を国の補助金募集を利用され、2023年にP40を導入されました。

こうしたスマート農機を他にも積極的に取り入れ、水稲の防除・穂肥散布など農業の効率化アップを図られていました。

 

子どもたちが農業への関心を深めるきっかけに。

    • 2024年に富山県滑川市からの依頼で、市内小学校3校にて高学年の児童を対象にスマート農業見学会が開かれ、スマート農業を学ぶ授業を行いました。
    • 市が主催で行われたこの企画は、地元の小学生に「農業に興味を持ち、農業を好きになってもらいたい」との目的から始められ、その様子は新聞社やJA広報誌に取り上げられました。
    • 上田さんはその授業内で『XAG P40』ドローンのデモフライトを披露され、子どもたちがそのフライトを見て興味を持ってもらえたり喜んでもらえた事をお話しいただきました。
    • 2025年には5校に拡大し、地元ケーブルテレビで放送されました。

 

活用方法

対象作物:水稲
作業面積:2025年時点で約26ha(導入当初21ha)

主な作業:防除・穂肥(追肥)の散布

・液剤を葉に直接散布することにより、即効性を高める。

・苗が成長し、トラクターが入れない時期の圃場にもドローン散布で活用。

水稲散布作業の拡大

お話を伺った2025年8月はドローン散布を活用されることが多い時期。

  • 上田さんに『P40』での水稲散布についてお伺いしたところ、昨年は約21haでしたが今年は合計約26haの水稲散布を実施されて請負い圃場が増えたとのこと。
  • 『P40』を活用するのは主に液剤を使った防除・穂肥。どのように作業されているお話しを伺いました。

葉面に直接浸透、即効性に期待。

 

液肥粒剤の肥料ではなく、液肥を選ばれた理由は何ですか?

 

  • 穂肥に関して言うと、液肥の方が葉面に直接付着するため即効性が高いことです。粒剤の肥料より安価・軽量で準備が容易であるのも液肥を使用する良いところです。粒剤肥料の土に撒くタイプは、土から根に吸収され、時間をかかりますが、勿論それが良い場合もあります。

 

 

液肥はどんなものを使用しましたか?

 

穂肥に『コロン』を使用しました。
コロン(液肥)と水の割合が、液肥:水=1:2に希釈して散布しました。

———(→『コロン』片倉コープアグリ株式会社/製品/ドローンやその他機械散布にも使用可能な窒素液肥。)

 

全てドローンで完結。

P40はどんなところに魅力を感じていらっしゃいますか?


特に追肥です。田植えの時に同時に肥料も撒ける田植え機を使用していますが、苗がある程度成長している状態ではトラクターは入れず手作業での作業となると思います。それが、苗が大きい状態でもドローンがあれば上から散布できるのが良いところです。

     

    作業時間が短縮。

    請負圃場が、今年更に増えた上田さん。どのように予定を立てて散布されているかお伺いしました。

     

    どんな圃場を請け負っていらっしゃいますか?

     

    請け負っている圃場は、30m×100m・30×130m等、1つの圃場が大体3反(0.3ha)の面積の圃場が多いです。

     

    散布日は、例えばどのような予定で散布されていますか?

     

    例えば、朝の5時半から11時半頃に作業し、約6haを散布をしています。移動・準備に時間はかかりますが、飛行時間はあっという間です。夕方だと風が出るため、朝から作業をしています。

     

    ———上田さんは午後から日が沈むまでの間は風が強まることが多く、それを考慮した早めの時間帯や風が弱い日に散布作業をされていました。

     

    自動ルート生成で変形田にも散布

    お話しを伺っている中で、作業されている圃場の中にはいくつか変形田があることをお聞きしました。

     

    『変形田』とは、田んぼの形が四角ではなく、土地の地形や道路・山などの形状に沿った不規則な形をしています。
    変形田はドローンで飛行できるのか、その形は本当に多様でスムーズに散布作業がしづらいイメージがあります。その場合はどのように散布されているかを伺いました。

     

    変形田もあるとのことですが、どんな圃場がありますか?

     

    変形田は、例えば間口(正面の幅)と奥とで幅が違う圃場です。間口が30mだけど奥が60m等があります。
    そのような変形田もP40は測量後、自動的にルートが作られ簡単で、後は飛行させるだけです。

     

    ———上田さんは色んな形をした変形田にもP40をお使いでした。

    P40で散布作業を行うには、予め専用のアプリで『測量』を行います。その測量データを使って自動的にルートが作られます。

     

    画像のように、変形田の場合も同じく測量を行い、離陸から着陸まで最適なルートが簡単に自動で生成されます。

     

    また、飛ばすのも自動で、一度作ったルートデータを使用して何度でも飛行させることもできます。

     

     

     

     


    今回お話しを伺った上田さんは、スマート農機をいくつか併用しつつ、お米を作る水稲の圃場で、P40を防除や穂肥にご活用いただいておりました。
    追肥などの散布は、作業時間・重量・夏の暑さと、体への負担が重なります。苗もしくは稲が成長し、そこを上空からドローンの散布作業でそれらの負担を軽減することができ、P40で使用するアプリの設定で、変形田にもお使いいただいておりました。

     

     

    ■導入事例のご協力をいただいた方はこちら(画像・情報 提供)

     

    [一次代理店]中屋農機商会有限会社(富山エリア対応)

    担当:上田(うえだ)さん

     

    076-475-6418

     

     

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    ■P40の製品情報


    P40

     

    ■P40の動画(YouTubeに移動します)
    https://www.youtube.com/watch?v=SF91D_Tk64E&t=4s